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2015.06.12

SWERY interview / Metro.co.uk

ご来店ありがとうございますcafe

今回お届けするのはSWERYインタビュー2015年 第5弾。
2015年5月12日に掲載された、『D4』PC版に関するMetro.co.ukのインタビュー記事の和訳です。
Xbox One版からの変更点。Deadly Premonitionとの関係性。そして、今後の展開とは...!?

Thank you for stopping by!

Today, we bring to you the 5th installment of SWERY's 2015 Interviews! This is the Japanese translation of the Metro.co.uk interview regarding the PC version of D4, which was published on May 12, 2015. It talks about the differences from the Xbox One version, and its connections to Deadly Premonition, not to mention what's yet to come!

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Metro.co.uk
D4 on PC interview – SWERY talks PC gaming and Deadly Premonition

リンク:http://metro.co.uk/2015/05/12/d4-on-pc-interview-swery-talks-pc-gaming-and-deadly-premonition-5192650/
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Interviewer : David Jenkins for Metro.co.uk

05.12.2015


D4 PC版インタビュー: PCゲームとDeadly PremonitionについてSWERYが語る

Mediaasset_004

Deadly Premonitionというカルト的ヒット作品の生みの親が、D4のPC版とこれからのゲーム計画について語った。

Xbox Oneの公開はある意味、とても記憶に残るイベントだった。私たちはレドモンドにあるMicrosoftの本部にいたのだが、その日に公開されたゲームはあまり記憶に残らなかった... D4: Dark Dreams Don't Dieを除いて。

D4は、末弘秀孝氏の風変りでカルト的なヒット作Deadly Premonitionの後続にあたる作品だ。今のところ二つのゲームの間に繋がりはない。しかし、幾つかの不安要素にもかかわらず、去年の9月にそれがXbox Oneで発売されたとき、私たちはそれをとても気に入った。残念なことに私たち以外にこのゲームを知る人が非常に少ないと感じているので、PC版の発売を機にもっと知名度が上がると良いと思う。

元々のD4のレビューでは、Telltale Gamesのようなエピソード式アドベンチャーとドタバタQTEミニゲーム、そしてSWERYの不可解なユーモアが混じり合ったゲームをできるだけ丁寧に説明しようとしていた。そのレビューはここで読める。PC版も基本的には同じだが、Kinect入力はなくなり、従来のDLCはゲーム本体に含まれ、そして60fpsになった。

一方で、メールでのインタビューを続けるうちに、次のエピソードについての状況と、Deadly Premonitionの続編の方が気になってきた。ちゃんと答えをゲットできたかどうかは分からないが、相変わらずSWERYと関わっている間は(2011にもインタビューした)、インタビューのやり取り自体が楽しかった。



Q. 現在、D4の状況はどのような感じですか?今年中に新しいエピソードは公開されますか?

SWERY:
口がむずむずしますが・・・現在はまだ、お話しすることが出来ません。@swery65をじっくり観察してみてください。

Q. 噂によると、D4の開発中にMicrosoftが途中で投資を断ったそうですね。これは実話ですか?

SWERY:
ワオ!そんな噂が立つほどみんなD4の続きが気になっているの?!すごい!!

Q. PC版のパブリッシャーはどの会社ですか?また、Microsoftとの関係は現在も続いていますか?

SWERY:
すでに公式に発表されていますが、D4のPC版はPLAYISMさんから発売されます。これはPCというプラットフォームでD4という不思議なゲームを浸透させるには、ユーザーと距離の近いコミュニティが必要で有り、我々アクセスゲームズと規模や考え方の近いパートナーを選択する必要があったためです。PC版のPRでは、XboxOne版のときよりも、もっと自分自身の足や時間を使い、僕自身の言葉でユーザーの皆さんと交流していきたいと考えています。

もちろんMicrosoftさんとは、今も良好な関係を続けています。都度都度、やるべきこと、最良の選択を探して対応しているだけにすぎません。

Q. ストーリーはどこまで書いていますか?これからのシーズンはどれぐらいの長さになりますか?エピソード2はエピソード1に比べてかなり短かったですが、これからのエピソードもそうなりますか?

SWERY:
リトル・ペギーの殺害事件については2013年4月に、すでに書き上がっています。詳細は、まだお話しすることは出来ません。

Q. D4のエピソード1とエピソード2の完成度に対して、どれぐらい満足していますか?どの要素が一番成功しましたか?

SWERY:
満足度は・・・
「今までの人生で完璧なオムレツを焼けたことが一度も無い(泣)」

D4で最も成功したのは・・・
「普段はモーションコントロールが嫌いなユーザーにも、D4をプレイして面白いと感じて貰えたこと」

Season1_pcver_screenshot_03

Q. 各キャラクターがステレオタイプすぎて、性差別主義的、あるいは同性愛の人に対して偏見的という言いがかりに対して、何かコメントはありますか?

SWERY:
今のところ、D4には同性愛者は登場していません。内面的、メタ的にデイビッド・ヤングに対する、フォレスト・ケイスンの愛情をそういう関係(深まった友情が突き進んだ先にある、同性愛的感情)に描いている部分はありますが、個性としての同性愛者は登場していないのです。

もしもダンカンの事を言っているとすれば、彼は「同性愛者」ではなく「対物性愛者」であり、その二つは全く違うものです。それを混同し、誤解し、D4(SWERY)は同性愛に対して偏見的だ!差別的だ!と発言した人が居るのなら、その人自身が気づかないうちに深層心理では差別をしている可能性があります。とても残念なことです。

Q. 日本のデベロッパーは、PCゲームの経験がほとんどないというケースが多いですが、D4はビジュアル、そしてゲームプレイに関して、XboxOne版と同じぐらい質がいいという自信はありますか?

SWERY:
D4のPC版はアクセスゲームズにとって初めてのPCゲームになります。ですので、質問のような心配をされるユーザーも居るかもしれません。しかし、心配しないでください。今回、D4をPCに移植するにあたり、僕自身がディレクションを行い、アクセスゲームズのD4チームが移植作業を行っています。品質のチェックも、ゲーム性の保全も、ユーザーとのコミュニケーションもばっちりです!

Q. PC版の変更点や追加要素はどういったものですか?また、Kinectで遊べますか?

SWERY:
すでにプレスリリースでも公開されていますがPC版の変更箇所は多岐にわたります。中でもKinectを全廃し、マウスだけで遊ぶことができるようにゲームをデザインし直した点は、もっとも大きな変更では無いかと思います。遊び方はもちろん、ユーザーインターフェースについても書き直して対応しています。それ以外にも60fpsでの動作や、ロードの高速化、バランス再調整、既知のバグフィックスなど出来るだけ快適にD4というゲームを遊んでいただけるように、色々な箇所に手を入れています。



Q. SWERYさんはPCというプラットフォームに対してどのように考えていますか?最近はインディーズのおかげで欧米では人気を集めていますが、これらのタイトルの中で日本製のゲームは非常に少ないです。時間とともにこれは変わると思いますか?D4みたいなゲームはPCの方に向いていると思いますか?少なくとも、PCの方はD4を絶賛してくれる人たちに向いていると思いますか?

SWERY:
コンシューマハードに比べてPCはすでに一般家電として普及していると言えます。ビジネスマンだけでなく、学生も主婦も、医者も物書きも、消防士も警察官も、お寺の僧侶だってPCを持っています。そういう意味で、PCという広大な大陸は、ゲームにとっても無限の可能性を秘めたプラットフォームといえるでしょう。

家にあるハードで気になるゲームを「ひょいっ」と遊ぶことができるんですから、そりゃあ、すごいですよ。実際にD4のPC版を発表してから、いままで以上に多彩な国々の方から応援メッセージをいただいています。すぐ近くの国の人もいれば、地球の裏側や、(僕にとって)正確な場所すら解らない国の人々までが、PC版でD4を遊びたいと言ってくれています。これが本当の意味でのグローバルなエンターテインメントなんだな…と実感しています。

今後、映画や小説、漫画、絵画、音楽などの文化にゲームが追いつくには、こういったコンテンツ提供のグローバル化がどうしても必要になってくるでしょう。

今現在、PC市場に向けた日本のゲームが少ないのは、現在の日本の生活環境によるところが大きいと言えます。それがどうなっていくか?は僕には解りませんが、少なくとも僕はワールドワイドへ向けた情報発信を心がけているし、それこそがゲームの未来に通じる道だと信じています。

こういった活動や考えが、未来の才能有るクリエイターの皆さんに少しでも届いてくれたら、本当に素晴らしいことだと思います。

その為にも、D4のPC版が世界の方々に受け入れられることを心から願っています。

Mediaasset_003

Q. 新しいゲームでDeadly Premonitionの世界を復活する気はありますか?無いのであれば、他に企画中のものはありませんか?

SWERY:
Deadly Premonitionについては常に頭の中にあります。それがどう言う形で、いつ、誰と、どのように表出するかは僕自身にもわからない。きっとコーヒーだけが知っているのでしょう。

他に企画しているのは「女子高校生の探偵が、マスターベーションをするときの想像力(妄想力)エネルギーを使って、殺人事件を解決するミステリー」ですが、今のところ全てのパブリッシャーから「そんなエッチなのは、ウチでは出せない」と断られています(笑)

誰か作らせてくれないかな。

D4の事を気にかけてインタビューに回答する場を与えてくださってとても感謝しています。D4はDeadly Premonitionとは違うゲームです。登場人物も、物語も、グラフィックも、アニメーションも、オーディオも、ゲーム体験も全てにおいて違います。ですが、僕が魂を注ぎ作り上げた作品であり、どちらも同じくらい「良く出来た!」と自負しております。

Season1を遊んでくださったユーザーも、まだの皆さんも、是非D4を遊んでくださいますよう、お願いいたします。

Q. D4とDeadly PremonitionのApril Fool企画は本当に冗談に過ぎないのですか?クロスオーバーは不可能ですか?

SWERY:
人間の脳みそは、「不可能なこと」自体を想像することが出来ません。「想像可能なこと」は、つまり「実現可能なこと」です。あとは、やるか、やらないかでしょう。

Q. 新しい企画について話せることはありますか?それはどのような形で出ますか?

SWERY:
新しい企画というのは…D4以外の何かですか?う~~ん、色々やってます。でもまだ話せない事ばかりですね。

大手の下請けもやっていますし、オリジナルの企画も仕込んでいます。もちろんVRもやってます。個人で小説も書いてる。

でも、どれがきちんと仕上がって、皆さんの前にお披露目できるかは…まだ解りません。全部リリース出来るかもしれないし、全部駄目になるかもしれない。

だからこそ、物作りは面白いんです。やめられない。

インタビュー、ありがとうございました。

みんな愛してる !! ( I love you all !! )




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またのご来店をお待ちしておりますclover

Please come again!

Have a lovely day!

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